看護師の福利厚生は、働きやすさや満足度に大きな影響を与える重要な要素です。福利厚生が充実していれば、仕事に対するモチベーションも高まります。
福利厚生とは
福利厚生は、雇用主である病院が労働者に対して提供する、給与以外の報酬やサービスのことを指します。目的はスタッフやその家族の健康や生活を向上させることです。
法定福利厚生とは
法定福利厚生は、法律で加入が義務付けられている社会保険制度のことです。
- 健康保険: 業務外の病気やケガなどで治療が必要になった際に、実費負担を軽減するための公的な医療制度。保険料は労使折半です。
- 厚生年金保険: 会社で働く従業員が加入する公的年金制度。保険料は労使折半で、年金は65歳以降に支給されます。
- 介護保険: 介護サービスを受ける際の実費負担を軽減するための保険制度。40歳以上の人に加入が義務付けられています。
- 雇用保険: 従業員が失業した場合に、失業手当の給付や就職支援を行う制度。保険料の負担割合は企業と従業員で決められています。
- 労災保険: 業務中や通勤中、帰宅中に事故などでケガをした際に一定の費用を給付する制度。保険料は企業側が全額負担します。
法定外福利厚生とは
法定外福利厚生は、法律で義務付けられていないもので、企業が任意で導入する福利厚生のことです。例えば、通勤手当や住宅手当、資格支援制度などがあります。病院ごとに種類はさまざまなので、転職時には求人先の法定外福利厚生に注目しましょう。