看護師の離職率は高いのは本当?

看護師の離職率は、他の職業と比較しても高いとは言えません。実際には、看護師の離職率は約 10.7% であり、全職種の離職率よりも低いことがわかっています。

厚生労働省の調査によれば、正規雇用看護職員の離職率は、新卒採用者と既卒採用者で異なります。新卒採用の正看護師の離職率は 8.1% であり、既卒採用では 14.6% となっています。准看護師の場合、新卒採用での離職率は 18.6% 、既卒採用では 28.0% となっています。

一般的に、看護師の離職率は他の職業と比較して低い傾向があります。2020年度の離職率は、正規雇用看護師で 10.4% でしたが、全職種の離職率は 14.2% でした。

なぜ看護師の離職率が高いと思われているのでしょうか?実際には、看護師の人不足が深刻であり、看護師1人当たりの業務量が多いことが一因です。また、感染症拡大の影響によって、離職率が上昇した当時のイメージが残っていることも要因のひとつでしょう。しかし、看護師の離職率は全職種の中で低い部類に入ります。

看護師の離職率について、世間のイメージと現状にはギャップがあることがわかります。離職率が低い病院を選ぶことで、看護師としての働きやすさを追求することが大切です。

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